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INTERVIEW

2016/03/07 更新

遠藤貴志  GOOFY’S HOLIDAY20周年 インタビュー

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2015年で活動20周年を迎えた沼津のロックバンド GOOFY’S HOLIDAY。

その中心人物であり唯一のオリジナルメンバーである遠藤貴志(Vo/Gu)にインタビュー。

20年のバンド活動を振り返りつつ、昨年リリースされたシングル『REASON』を中心に、楽曲制作から、ライブ会場に足を運んでもらうための策などを含め、今思っている事を語ってもらった。

さらに、ライブハウス経営者(沼津・Quars)としてバンドシーンを支えている遠藤。

若者のバンド離れが囁かれる中、実際問題として厳しい現状にある地方ライブハウスをいかにして運営しているのか?そして遠藤にとってのライブハウス像とは何か?

バンドマンとライブハウス経営者、2つの顏をもつ遠藤だからこその話を伺えた。

 

INTERVIEW:Ippei Tamura(FreeShelter) TEXT:Masao Sugiyama



 

「良いとこも見たし、底も見た」楽しんでやってきた20年間。

 

__まず簡単に、自己紹介をお願いします。

 

GOOFY’S HOLIDAYというバンドで、ギターボーカルをやっている遠藤です。静岡県沼津を拠点に20年活動してます。

 

__改めて、GOOFY’S HOLIDAYはどういうバンドなのかを教えて下さい。

 

よくメロディック畑から出てきたとか言われてるけど、自分ではそう思ってないというか。表現の手段として、こういう音楽をやっているロックバンドですね。

 

__2015年で20周年ということですが、活動を振り返ってみてどうですか?

 

世間一般の皆様から評価をいただいて、いわゆるバンドとして良かった時期があって、 そこから良くない時期もあって。それが嫌だったかといえば 全然そんなことはなくて。良くない時期の方が自分のやりたいことも出来てたかな。バンドメンバーもそれぞれの事情で辞めていって、1人になった時もあったけど辞めるという選択はなかったね。だから、バンドが好きなんだろうね。良いとこも見たし、底も見たし、20年間楽しませてもらいました。

 

__特に印象に残っていることはありますか?

 

本番前にギックリ腰になったとか(笑)。それと、人との出会いかな。この人と飲んで楽しかったとか、こいつは変な奴だなとか。

 

__20年って相当な場数ですし、かなり色んな人に出会ってそうですよね!他には何か良かったことや、嫌だった体験とかってありますか?

 

1つ1つの活動で、これは良かった、これは良くなかったというのは無くて。 どちらかというと、走ってるなかで見える景色と共に、考えることがもの凄い色々あった。「ロックって何だろう?」「パンクって何だろう?」「社会との関わりは何だろう?」とか。その考えてることに対する答えが出たときの方が覚えてるかな。

 

__バンド活動そのものを通して、音楽とはまた違う部分で見えていた世界があったということですよね。では、ここ最近はどんな事を考えてますか?

 

ここ最近は、自由を担保するってことについて考えてる。みんな普段、縛られた中で暮らしてるから、そうじゃないところに自由を求めてライブハウスやクラブに行くわけでしょ。なのに、何でみんな同じ格好してるんだろう?とか思っちゃう。 人ってやっぱ型にハマりたがるよなって。でも、その型にハマる人達を否定する、型にハマる自分に気が付いた(笑)。そういう人達を否定するんじゃなくて、その人達の自由も担保しないといけないなって。

 

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「とにかくいま自分達がカッコいいと思うものを作りたい」

 

__昨年の7月に発売された2曲入りの『REASON』を聴かせてもらいました。実は、結構久しぶりに聴かせてもらい、相変わらずといいますか、今でもこういう音でバンドをやってるんだ!って衝撃を受けまして。2000年頃を思い出して少し熱い気持ちになりました(笑)。

 

自分的には2周目の感覚なんだけどね(笑)。結構地下に潜っちゃってる時期もあって。 ワールドミュージックやファンクとかに傾倒したり、PHISH とかチーズ ( THE STRING CHEES INCIDENT)とかが流行ってるときに、アメリカのTHE MOTETってジャムバンドにハマって、ジャムバンドみたいのをやってたりもして。 そこから、何年もそういうのしか聴いてない時期があったけど、久々にハードコア聴いたら「あれ?やっぱカッコいいな」みたいになって、2周目が始まったかんじかな。

 

__僕もPHISHやチーズ好きですけど、そういうシーンも通ってきた上で、やはりここに行き着いたというのは、とても興味深いですね。リリースした手応えはどうでしょう?

 

CD出来たときの最初の感想が、10代が熱狂する姿が目に浮かばないなって。ということは、これは売れねぇなって(笑)。そこはわりとドライに考えてる。でも、さっきの自由の話しと一緒で、既成概念とか、決められた型から出たいからロックしてるとすると、やっぱり他に無いことをしないとしょうがないだろうと。ロックはすべてラディカルであるべきだと思ってるから。

 

__確かにそうですよね。流行りとか売れそうだからという理由で、似たようなことをやっているバンドも正直多いような気もしてます。

 

今まで世界を変えてきたのは、なんだかよくわからないモノを作った人達だと思ってるわけ。だとしたら、「みんなもっとラディカルでいようよ」と思っちゃう。奇をてらうわけじゃなく、素直に作ったらよくわからないモノになった感覚だから、これで良いんだと思って曲を作ってる。 だから、リスナーへの発信を考えた時に売れなかったとしても、とにかくいま自分達がカッコいいと思うものを作りたい。

 

__そうした思いで作られた『REASON(=理由)』ってタイトルはどういうイメージで付けたんですか?

 

存在証明というとカッコ良すぎるけど。なんでバンドをやってるのかを考えた時に、こういう曲を作って、こういう事をやって、リリースして、ていうのが理由だなと思って。こういう事がしたいから僕はやっていますという。

 

 

__ライブ会場限定での販売(リリースした当初)というのにも何か理由があるんですか?

 

ライブに来てくれた人を優遇したいから。来てくれた人が得しないとさ。Tシャツは通販でもやってるんだけど、会場の方が通販より500円安い。「今日のイベント来ないと損だよ」て言う人よくいるじゃん。それ違うと思ってて。そうじゃなくて、来た人が得するって考えないと。だから、分かり易いパッケージとして、会場限定だったり価格を変えたりしてる。

 

__それいいですね。ライブハウスに来たからこその楽しさや、お得感。僕も自分自身がイベントをつくる人間として、生でこその価値は大事にしたいと思ってます。

 

テレビやネットが普及して、楽しいっぽい情報がいつも垂れ流しのように入ってくるじゃん。それで満足しちゃってる人も多いと思うんだよね。でも、 体験は絶対にできないわけじゃん。それは実際に行かないとだから。そういう人達をどう動かすか、ということがすごく課題だと思ってる。

 

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