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INTERVIEW

2014/10/04 更新

TURTLE ISLANDボーカル「愛樹」& マネージャーmicroAction「根木」 インタビュー

震災がキッカケで始めたお祭り「橋の下世界音楽祭」。甘ったれた自分等に対しての意識のデモ


_なるほど。タートルもそうですが「橋の下世界音楽祭~SOUL BEAT ASIA~」もまさにそういった感じですよね。あの祭りを始めたキッカケは何だったんですか?

 

愛樹:キッカケはやっぱ震災だね。でも、タートル自体あそこで練習したり、もともとあそこから始まってるんだよね。その頃から、いつかここで自分達のお祭りをやりたいねとは言ってて、いつかやろうと思ってる内に震災が起こって。あの時、気持ちがすごい揺れたじゃん皆。それで俺らも出来る事をしようっていって、東北に物資持っていったり、手伝いに行ったりしたものの、やっぱ遠いし、続けるには生活を犠牲にしすぎるから、俺ら自分達の生活もままならないのにそれは続けられないなって。でも何かを形にしていかないと、って気持ちに凄い駆られてて。みんなそれぞれ農業始める人がいたり、お店始めたり、デモ始めたりしている中で、自分達は何かなと思って。デモとかにもよく誘われたりしたんだけど、何か違うなって。色んな事に憤りを感じたり、原発いらないって気持ちは同じなんだけど、何か行く気が起こらなくて、そこに関しては冷めてる自分がいて。何か違うなと思ってるのにそこに行ったら嘘になるじゃん、だから誘われても丁重に断ったりして。

根木:結構誘われたもんね。

愛樹:こうなってみて今更また文句ばっか言ってもそんなんじゃない気がし始めて。それならもっと建設的でクリエイティブな事を実践してったほうが、これダメ、あれダメって言ってるより、もっと戦う事になるというか。戦うってのは“対何か”だけではないんじゃないか?って。社会に文句あるなら逆にもっと内に向かって行くというか、それで自分達の今までの人生の中で一番感動したり人生が変わったりしたモノは音楽だから、そこはやっぱ一番信じてるから。それを形にして表現して、何もイデオロギーを全面に掲げない、もちろん根底にはあると思いますよ、だからこそ、実践して自分等の理想みたいなモノを作ってみるという、甘ったれた自分等に対しての意識のデモみたいなのをやりたくて。だから興行のつもりでもないし、イベントなんだけどイベントじゃない、お祭りだと思ってる。魂の祭り!

 

TURTLE ISLAND/microAction 11.jpg

 

_みんな活き活きしてますよね。お客さんもお客として来ているよりも参加者って感じがしました。

 

根木:お祭りだから、みんなが当事者だし。全員主役にもなれるというか。橋の下での遊び方も、お客さんのほうがよくわかってたりとか(笑)

愛樹:それってさ、本来世界の縮図なわけでさ、本当はそうじゃないといけないわけじゃん国だって。政治をする人を皆で応援したりして、それで成り立っていく一番デカいコミュニティーが国なんだけど、デカすぎるから無理でさ。結局俺らだってお祭りを作って、3日間だけの仮想の国みたいになるけどさ、電気を配給して、出店料っていう税金貰って、国を良くしてく、それってさ同じ事じゃん。今まで世の中の事を何も分からずに文句ばっか言ってたくせに、それが逆の立場になったら文句言うより考える事あるなと思って、できる事、やってない事もいっぱいあるなって。けど、だからといって政治をしようなんて事ではないんすけどね。

俺等が言いたいのは、個人個人がそう言った意識で少しでもなにか良くなるよう日常暮らしていければってくらいで、そんな大それた事でもなくて、すぐ難しくなっていくから。無意識も無意識だけど、今更それ言ってもしょうがないし、それぞれの環境や積み重ねでそうなってるわけだから、有意識だと思ってる方も方でなんだかな~みたいな。だからそんなもの取っ払った無礼講の祭りをやらねばと。そこで初めて交わせる”何”かや、感じる”何”かが生まれたりするんじゃないのかな~と。

 

生きた祭りを作る。税金払いてーぜこの国!ってなったらいいのに


_日本のお祭りとフェスを合わせたような構想は最初からあったんですか?

 

愛樹:あーいうのにはしたいなとは言ってたよね。もともとある土着的なものを基盤に、現代の新しい感覚ではやりたいなっていう。何でも新しければいいってわけではないし、古ければいいわけでもないし。

 

_逆に新しいですよね。

 

愛樹、根木:うん、うん。

愛樹:あれが無かったのがおかしいよね。今思うと。

根木:そうなんだよね。基本的にあれなのにね。アイデンティティーっていうかさ。

愛樹:なんて言うか、お祭りや日本の伝統的なモノとかが自分達のモノじゃなくなちゃったわけよ。明治維新以降色んなものが変わって西洋基準になり始め、音楽にしても医療にしても西洋のモノに憧れて、まるでそれだけが正しいとでも言うかの要になってって、そう教育されて、もともと自分達がもっていたモノが昔のモノとして博物館に見に行くようになっちゃて。お祭りだって地方ではまだまだ残ってるけど、ただ観戦しに行って屋台で飯喰うだけみたいな、そんなんじゃないような気がして。街を上げての年に一度の浄化の日だったりさ、地固めだったり祈りがあったりしたわけじゃん、そういうのをやりたかったというか、自分達で生み出すモノだと思うしね。その部分に関して、昔にこだわらずにそんな感じでやりたいねって話してた。あとは手作りでやれば自動的にあーいうふうになるっていうか(笑)材料もお金もなくて出来る事が限られてるから、江戸時代みたいになる(笑)

 

hashinosita

橋の下世界音楽祭~SOUL BEAT ASIA~

 

根木:でも、あのやり方でやると隅から隅まで人の気は入るよね。業者が来てバーっとやって帰るとかじゃないから。全部が繋がるというか気持ちが。

愛樹:そこなんだよ。もちろん金も必要だから売り上げないといけないけど、どこがやっぱ一番肝にあるかっていうと、本当に祭りを生き物として作っていくってところだから。

根木:アーティストのブッキングも愛樹ともめるくらいこだわるしね。集客とかもあんま考えずに(笑)

愛樹:本当に採算を合わせた事が無いというか、意図的に全く考えずにやってみようみたいな。信じてやってみてどの位できるか。それで投げ銭でやってみてどのくらい集まるのか、1回試してみようって。

根木:完全未知の状態。普通のイベントだったら何人来てどうのこうのとか色々あるけど、とにかく信じてるだけだもんね(笑)

愛樹:こうやって自分達で手作りでやってもホントびっくりするくらい金かかる。一年目は借金したりして、二年目はちょっと赤字くらいで、だからタートルの売り上げとかマイクロのお金もほとんど突っ込んで結局手出しでやって、でも三年目でトントンくらいになって。

根木:そうそう、錬金術みたいに生み出してっていうか、なんとかトントンにした。まぁよくできてるよね。儲けてはないけど。

愛樹:儲けてはないけど、実際一千万近くは動かしてて、それで皆が気持ちよくやってるからね。とにかくあんまり細かい事を気にしないように、意図的にガッツで気にしないようにしてる。

根木:計算は自ずとしないといけないから、一応気にはしてるけど執着しないっていうか。それでも楽屋のケータリングとか宿の手配とかも、有料イベントよりちゃんとケアもしてるしね(笑)

愛樹:お客も投げ銭だから自由なんだけど、皆心良くしてくれるしね。でもやっぱ楽しければ払いたくなるわけじゃん。そういう事だと思うんだよ結局。ここにはなんとか金落とさないとって。そうなったら国もいいわけじゃん。税金払いてーぜこの国!みたいになったら一番いいのになと思うんだけど、猿芝居ばっかで人の欠片も見えない人らを信用なんて出来るわけないもんね。

 

 

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