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静岡ミュージックモール Beatfull【ビートフル】

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REPORT

2016/05/15 更新

RAINBOW DISCO CLUB 2016 @東伊豆クロスカントリー

「今年もRDCの季節がやってきた」

筆者の周りの静岡在住ダンスミュージック好き達は皆、春が近づくにつれ、このようにざわめき出した。

そう、今年もGWの始め4月29日から3日間にわたって静岡・東伊豆クロスカントリーコースにて、野外音楽フェスティバル「RAINBOW DISCO CLUB 2016」(以下RDC)が開催された。

2010年に東京・晴海埠頭客船ターミナルで初開催されたRDC。昨年2015年から、風光明媚な伊豆は稲取の緑豊かな東伊豆クロスカントリーコースに舞台を移し、都市型フェスティバルから、キャンプイン野外フェスティバルへとその姿が変貌。

伊豆での開催は今年で2年目にもかかわらず、静岡のダンスミュージックラヴァー達は早くも恒例行事のごとく、口を揃えて期待値の高い言葉を発する。

そんな心をわしづかみにするRDCの魅力とはどの部分にあるのだろうか?それを現場で確かめるべく、東伊豆へと向かった。

静岡県民には少なからずなじみのある一大観光王国・伊豆半島だが、その環境で音楽を浴びれるとなれば、また話は違う。否応なしに上がり続けるテンションを抑えきれないまま、太平洋を望む温泉街稲取を走り、会場となる東伊豆クロスカントリーコースに到着。

 

KenKawamura_rdc_6

photo:Ken Kawamura
 
 

駐車場に車を置き、まずはフェスティバル・ゲート周辺に彩られたアート群が目を引く。そして迎えてくれる個性的でお洒落なミュージックラヴァー達。遠くから聴こえてくるキックの低音域。ドライブ中にすでに上がっていたテンションがさらに上昇し、最高値を記録。

ゲートを抜け、フェスティバル特有の衣食が出揃う屋台村を横目に、メインステージに到着。

その瞬間!目に飛び込んできたのは、、、太陽に照らされ緑鮮やかな芝生の上で、優しい笑みを浮かべながら無心に踊り、ハンモックで揺れ、寝転がって、思い思いにダンスミュージックを楽しむ人々。高台から眺めるその光景はまさに天上界。テンションはハイに振り切るのではなく、逆に高いまま落ち着き、心地良い高揚感を身にまとうあの感じ!

そう、良いフェスというのは入場門をくぐり、ステージに着いて音楽を浴びた瞬間、非日常のスイッチが入るのだ。そしてそれは音が鳴り止むまで途切れることはない。この時点でもう筆者含む取材班はRDCというフェスに魅了されていた。

 

Jiroken_rdc_17

photo:Jiroken

 

静岡県では、こうしたバンド系のロックフェスではないダンスミュージックを主体とするレイヴカルチャーの歴史は長く、古くは90年代伝説の「Rainbow2000」、そして00年代を席巻し、日本ランドHOWゆうえんち~伊豆自転車の国サイクルスポーツセンターで開催されていた「METAMORPHOSE(メタモルフォーゼ)」などを筆頭に、アンダーグラウンドなレイヴ、フェスは多数存在する。都内や関西からもそれほど遠方ではなく自然も豊かな土地柄もあり、全国各地から人々も集まる。

RDCにはこうしたカルチャーの文脈から地続きな音楽ファンが沢山魅了されている。

 

なぜなら、RDCにはダンスミュージックのオリジネーターが歴代キャスティングされていて、音楽フェスとしての説得力が奥深いのだ。

第一回にUK Disco/Houseの創始者DJ Harveyを招聘し、さらにDixonやDJ NatureなどHouseシーンの重要人物が出演、今年もアシッドジャズのパイオニアDJとして大きな影響力を持つジャイルス・ピーターソンや、惜しくも体調不良でキャンセルとなったがUK永遠のルーディ・テクノ番長 アンドリュー・ウェザオールなどなど枚挙にいとまがないほど、例年、音楽好きをうならせる表情豊かなラインナップがたまらない。

 

MasanoriNaruse_rdc_27

photo:Jiroken

 

最後に特筆すべきは、過去に音楽に感動を覚えたことがある人ならRDCは必ずや楽しめるであろう事。

冴え渡る青空の下、音楽愛あふれるDJからの選曲、最高峰の音響Funktion-Oneサウンドシステムから鳴り響く曲達、それはもう気持ち良いの一言に尽きるのである。

国内ダンスミュージックシーンでは来日フェスも賑わう昨今、こうした純日本発のフェスが、我が静岡県にて開催されることに感謝しつつ、会場をあとにした。

 

 

 

Photo

1〜10:Masanori Naruse
11〜14:Jiroken
15〜18:Ken Kawamura
19〜26:Suguru Saito/Red Bull Content Pool

 

Texted by:Shigeatsu Honma a.k.a DJ SHIGe

djshige

DJ SHIGe (NIZI / PRISM / Hi-hat)

プロフィール
http://www.beatfull.jp/artists/dj-shige/

2003年よりサードサマーオブラブに向け、DJ活動を開始する。祝祭的パーティー『NIZI』をオーガナイズする傍ら、各地のあらゆるパーティーにも出没し、まだ見ぬカタルシスを追い求め、フロアを桃源郷に導くヨツウチDJ。
年間50本をゆうに超える客演を毎年コンスタントにこなし、静岡を中心に名古屋、東京まで幅広く活動する。
渋谷WOMB、ASIA、代官山AIR等、名古屋MAGO、静岡JAKATAなど各地主要クラブのイベントにも出演、PRISM、TB、Hi-hat等の数多くのレギュラーパーティーを持ちながら、毎夏朝霧高原で開催されるfreeshelterや東京あきる野市にて開催のwonderground、山中湖で開催されたSAWAGI FES 2015などの野外フェスにも出演。過去に共演した著名DJ陣は国内外を問わず数多く、他に類を見ないほどその出演ジャンルも幅広い。自身のオーガナイズパーティー『TETRA』には盟友hiroyuki arakawaと共に、カナダからTIGA、フランスからTimidboy等の海外テクノ系アーティストも積極的に招聘している。
DJスタイルはテクノ&ハウスを中心に、ニューウェーヴからアシッドハウス、UKダブまでの陶酔系シンセベースと残響音に対する偏執的な執着から吐き出される選曲癖で、研ぎ澄ました肉感的グルーヴを紡ぎだす。

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